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四話
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「では、実験を始めましょう。」
私の声が理科室に響いた。
今回は水酸化ナトリウムを扱う危険な実験。
それが入ったビーカーでも割ったら………。
考えないことした。
理科室では9班あり、それぞれ班長が存在する。
まぁ、はっきり言って本当に信頼できるのか……という班もあるがともかく信頼するしかない。
渡瀬さんが班長の班は一番順調だ。
流石、理系さん。と言ったところか。
どの班も順調だと思ったところだ。
ガッシャーン
不吉な音が響いた。
「ガラスは素手で触らない!水酸化ナトリウムも危険なんだからっ!!」
隣の班長渡瀬さんが叫んだ。
すぐさま駆け寄り生徒を遠ざける。
「おい、お前、なに割ってんだよ!!」
生徒の怒声が響いた。
「す、すみません………!」
割ってしまったのは永井さん。絵に描いたような文学少女だ。
「ともかく、これは偶然の事故。内藤君もそんなに責めないで欲しい。」
怒鳴っていたのは内藤君。真面目で正義感が強い。
「怪我は無い?」
「な、無いです!本当にすみません!!」
「俺も無い。」
二人が言っだ。
安心だ。
「先生は大丈夫なんですか?」
「も、勿論。」
「じゃあ良かったです……。」
私は手袋をしていた。
こうして事故処理を終えた。
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