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十七話
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「おはようございます。」
職員室で挨拶を交わし、生徒の皆さんが待っているグラウンドへ出る。
あれから一ヶ月がたち、もう五月。
今日は宿泊研修。
生徒達はこれからのキャンプに目を輝かせ中には
「先生、細っいのに山登れんの?」
と小馬鹿にする学級委員もいた。
大型バスが止まっているところまで歩いていく。
やっぱりザワザワとしていて、うるさくしたいのも分かるが、ここは先生。
「楽しみなのは分かるが、ちょっとうるさいぞ。」
と声をかけた。
あっという間にバスの止まっているところに着き、バスに乗り込む。
バスは三台でクラスの班ごとに別れた。
あいにく私は、さっき小馬鹿にしてきた学級委員の班長がいる一号車だった。
県内の村のキャンプ場に向かう途中、うとうとしていたら瞼が落ちてきていた。
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