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歪んだ形
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フ「ねぇ痛い?」
腕から赤い液体が染みるようにして出てくる。
赤い、まるで宝石の様だ。
暗い、部屋の中で二人。
今は朝の7時頃だろうか
いつの間にか時間の感覚が消えていて、あるのは痛みと愛しさだけだった。
キ「い、、たい、」
か細い声が暗い部屋の中で響いた。フ「痛いよね、ごめんね。」
一人の男が近づき頭を優しく撫でた。
とても優しく、温かかった
フ「でもね、俺の胸の苦しみはこんなんじゃないんだよ、、、ねぇわかる?」
撫でた手を今度は背中に回し、抱きしめられる。
今度は優しくなく、まるで、獲物を捕らえた野獣の様だった
ぎゅっ、と強く強く、抱きしめられ息が苦しくなる。
フ「分かんないよね、、良いんだ別に。これからわかれば」
あぁ、今度は優しかった。
暖かかった。
この状況に似合わないくらいの、お日様の様な。
なんでこうなったのだろうか。
俺は、、
フ「俺はね、キヨが好きなんだよ。大好き。」
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