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歳の差パロ 2
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その夜 帰ってきた婆ちゃんに隣の男について聞こうと 思ったら 婆ちゃんは 具合悪いらしくて すぐ寝ちまって聞けなかった。
俺は一人で夕飯を食って皿洗いをして 寝ちまった。朝起きたら 婆ちゃんはもう仕事に出掛けた後だった。
それから何日か経って
学校で昼飯の時間になって いつものように 友達のヨシヤスが近くの席に座った。続いて 他の友達も座って 各々好きな物を食べてる。学校の中の売店で買った弁当だったりパンやら色々だ。俺は朝自分で作った握り飯。
他の奴らはよくしゃべる。
メガネ猿の話。40に近いバツイチの体育の女教師。
アパッチ。モヒカンみたいな前髪が後退した数学の教師。
メガネ猿がよ 保健室ばっか行ってるらしいぜ。
柔道部の〇〇が 肩外れたらしいけど 即 治したんだと。
サボりで 寝に行ったら あかんべーして目を見て 寝てよしって 寝かせてくれたらしいぜ。
時々 屋上でタバコ吸ってるらしいぜ。
モヒカンとさ 楽しそうに学食にいたぜ。
なんか数学者の話に熱中していたらしいぜ。
誰の話をしてるんだか。つまらねぇな。
その日 俺が学校から帰ってみると 洗濯物が溜まっていた。婆ちゃんは疲れてるのかなぁ。
冷蔵庫を覗いて 今夜はカレーにでもしようと、材料の買い出しにスーパーに出掛けた。肉は冷凍してあるし 米もある。あとは サラダ。レタスとキュウリ。ドレッシング。明日の握り飯は梅干しと昆布にでもするか。
レジに並んで精算を済ませて 袋詰めしていると肩を叩かれた。
やけに明るく 千春君と馴れ馴れしい野郎。隣のナンとかって奴だ。
一応頭を下げて 挨拶して 帰ろうとすると腕をつかまれた。
「僕も帰るし 車だから 一緒に帰ろうよ。千春君」
なかば 強引に 引っ張られ車に乗せられた。
「飯の支度もするのかい?凄いんだなぁ。」
「ええ。まぁ。婆ちゃん帰りが遅いときがあるから。」
「今夜は何を作るの?」
「簡単にカレーっすよ。」
「ふーん。
ねぇ千春君 カレーを余分に作る気ないかい?実はね 僕は これから豚カツ作る予定なんだ。カレーにしようか迷ったんだけどさ 豚カツが食べたくてさ。でも 豚カツ一枚揚げるのって めんどくさいから僕は豚カツ用の肉を4枚買って来た。これから揚げるんだけど カツカレーを本当は食べたかったんだ。千春君には 揚げた豚カツを2枚進呈するよ。代わりに 君が余分に作ったカレーと交換しないかい?」
まったく。この人は 俺がカレーを余分に作るって 決めてかかってるじゃねーか。
本当はカツカレーが食いたい なんて なんだかおもしれぇ人だな。
しかも 年下の俺に まるで 良いことを思い付いたように しゃべって。
おまけに よく見りゃ 中々 良い声してるし 中々の笑顔だな。
冷たいような顔かと思ったら 笑うと なんだか可愛い 親しみのあるような人だなぁ。
思わずその笑顔につられて 俺は
「良いっすよ。夜7時頃には 出来上がってますから。あ それから今夜 婆ちゃんは泊まりっすから。それより遅くても良いっすよ。」
「あーそうか。君のお婆ちゃんは 介護施設に勤めているんだったね。」
よく知ってるなぁ。あぁ。最初に引っ越しの挨拶に来たとき 婆ちゃんが応対したとか 言っていたなぁ。
それから 隣のそいつと時々 一緒に飯を食うようになった。
そいつは 一人暮らしだとかで もらいもんなんかを 俺ン家に おすそわけに 持ってくるようになったんだ。
婆ちゃんは そいつのことを 感じのいい人で仕事も信用出来るって 言って気に入ったらしくて 時々 夕飯に呼んだりしていた。そして 婆ちゃんの泊まりがあるときは そいつに頼んだりもしていた。だから俺は 今まで夕飯が一人ってことも無くなって 婆ちゃんが居ないときは そいつと食べるようになっていった。
そいつは 年上だけど 全然偉ぶった処も無いし 押し付けがましいとこもなかった。俺には兄弟も居なかったし 自然と俺は 何でも相談するようになっていったり 時に テスト前には 勉強も見てもらったりしていた。
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