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真弓兄ちゃん 2
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夏が来ると あの田舎の大きな古い家での出来事を思い出す。
その時期だけの 近くに住む同じ年くらいの友達と 早朝にカブトムシを取りに行く。そして 小川の音を聞きながら 田んぼの脇でザリガニを取って 雑木林に分け入り 草を摘んで 草笛を吹いたり 笹舟を作って川に流したり 夜には どこかの盆踊りで 浴衣を着せてもらったり 夜店の わたあめやリンゴアメを食べながら 歩いたり。
そして その傍らには 必ず 真弓兄ちゃんが居た。
慣れない下駄で 歩けなくなると 必ず おぶってくれて 真弓兄ちゃんの背中やうなじのにおいを 嗅いで 帰っていくのだった。
俺が 小学生になってしばらくして 父親が事故で亡くなった。
裕福だったらしい母の実家に 住むようになると 俺は私立の学校に通うようになった。
中学高校は 男子校だった。
何故か 俺は 色々な男から 告白された。
昔は病弱で 医者通いをしていたが 中学の頃からは 空手も習っていて病気もしなくなっていたのに やれ 色が白くて綺麗だ とか 優しい顔立ちだとか 下手な女より綺麗だとか 言われて 付き合ってくれ と 上級生や 同級生 しまいには 見知らぬ後輩からも 言われた。
自分の性癖趣向は 自覚していた。
時々 この男ならと思って 付き合ったりしてみた。だが 手を握られただけで あり得ないと 思ってしまう。
女に対して 興奮することは無かったから たぶん自分は同性しか 好意を覚えない種類の人間だろうと 確信していた。
そして いつも 決まって思い出すのは 真弓兄ちゃんのこと。
幼いながらも 気持ち良かった記憶。抱き締めてもらった安心感。そして 何より好きだった。
あのとき 服を全て脱いで カラダを真弓兄ちゃんに 見てもらって。
風呂に入ることとは違う 服を脱ぐこと。
食い入るように しげしげと見られて 抱き締められて くちびるをあちこちに押し付けられて。
あのとき 俺の性器を 弄って さすって僅かに芯を持ったモノを ゆるゆると 扱かれて気持ち良かったんだ。
時々覗く皮の中の赤い モノを露出させて
皮を 剥くように心掛けるんだよ。
ここには 毛が生えてくるから。嬉しい出来事なんだよ。
くびれが 有るから その下までを根元からキツク握るんだ。指でOKマークを作ってね。そして扱くようにね。
あー千春は可愛いよ。誰にも言わないなら抱き締めてあげるよ。誰にも言わないなら 好きな人にする特別なキスをあげよう。千春は可愛いよ。カラダを強く鍛えるんだよ。真弓兄ちゃんが千春を あらゆる奴から守ってあげるよ。悪者をやっつけてあげるよ。
畳に寝かされて 脚を開いて。
四つん這いになって お尻を突きだして 自分で膝の裏を持って 脚を抱えて 寝ころんで。
そう 有りとあらゆる格好を言われるままにした。真弓兄ちゃんは黙って眺めて あちこちを指でイタズラして 抱き締めては特別な口と口のキスをしてくれた。
真弓兄ちゃんは服をもう脱がなかった。
でも 真弓兄ちゃんの手に包まれて 導かれるまま 真弓兄ちゃんのお股を触った。固くて大きな棒を隠しているんだと 言った真弓兄ちゃん。
棒では無い。
今なら分かる。
でも嬉しかったんだ。
俺は真弓兄ちゃんが好きだったから。
夜 そのときの情景を 思い出しては 自慰をする。真弓兄ちゃんの視線を意識しながら 自慰をする。
真弓兄ちゃん。
遠い遠い 親戚の お兄ちゃん。
今は 何処に住んでいるのだろう?
もう 普通に結婚したのだろうか?
手を繋いで歩いた。
優しく 俺を呼ぶ声。
穏やかで 優しくて
どこで 何をしているのだろう?
今なら あのときの 行動がわかる。
わかるようになったよ。
真弓兄ちゃん。
もう 皮もすっかり剥けたよ。
真弓兄ちゃんか言った通り 毛も生えた。
そして 真弓兄ちゃんが していたことと 同じことを するように なったよ。
優しくキスしてくれた。
真弓兄ちゃん。
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