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真弓兄ちゃん 13
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僕は 山手真弓。31才。
仕事は 医師。
家族は5人。
父は検事を経て 裁判官。
母は専業主婦。
兄弟は3人。生まれは両親と同じ横浜だが、父親の仕事の都合で あちこちに住んでいた。
一番長く住んだのは 親戚の住んでいた地方。中学から高校までを過ごした。
元々頭は優秀とまではいかなかったが 医師になりたくて 猛勉強して 医学部に進学した。
そのせいか どうかわからないが 恋愛にうつつを抜かしている暇は無かった。
むこうから 寄ってくる女は そこそこいたが 適当に、その場その場で うまく立ち回っていた。
僕には 心奪われる存在が居たから。
赤ん坊の頃から知っている。
色白の 綺麗な赤ん坊だった。
初めて間近で見た赤ん坊だったからかもしれない。
でも出入りの多いあの家で その後 他にも赤ん坊は見た。
皆 猿みたいで 本当に真っ赤になって泣くから赤ん坊っていうと 理解した。
しかし 千春は違っていた。男の子と聞かされても 信じられない程 女の子 いやとにかく 高貴と思われる程 全ての作りが 違っていた。
髪の毛が薄い茶色で 肌が白くて人形のようだった。目許がはっきりしていて 白目は青みがかっていて あくまでも清らかな瞳。あくびをしたあどけない様子は 本当にたまらなかった。
沐浴させる為に 裸にすると まるで天使のようだった。
服を脱がせるのを手伝いながら 肘の内側 顎の下 脇の下などの匂いを 夢中になって嗅いだ。つるんとした下腹部は それはそれは綺麗な 彫像のようで 爪も桜色 手の平に自分の指を乗せると しっかりその指をにぎられ その様子に自分の陰茎が握り込まれたようにからだに電流が走った。
赤ん坊は皆やるらしいが 唇のそばをちょんと つつくと 小さな口が丸く開き その中で可愛らしい舌が丸まり 乳を吸い求める仕草をする。
その様子に 指をくわえさせたくなった。
ハイハイをする時期には 母親より 真弓に向かって ニコニコしながら 這い寄ってくる。
つかまり立ちをする頃には 僕の手を握りながら。
ヨチヨチ歩きは 僕の脚にすがり付いていた。
いつも僕に 純粋な好意を向けてくる。
愛くるしい千春。
帰京するときは 僕に抱きついて帰りたくないと大泣きする。
抱き上げると 仄かな甘い菓子の匂い。日向の匂い。
座っていると 膝に乗り 胸に頬ずりして離れない。
つぶらな瞳で見上げてくる千春。
くびを傾げる仕草。キラキラした視線。熱をおびた 視線。好意を 隠さない 素直な行動。
未知の衝動に 突き動かされて その愛らしい 唇を 腫れあがるほど 吸ってしまいたいと 何度思ったことだろう。
あの日のことは 忘れられない。
僕のヰタセクスアリス。
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