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疵(きず) 25
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しばらくしても アノ人は帰る気配は無い
俺の正面にしゃがんだまま 動く気配が無い。
俺は俯いて 顔さえ 上げられない。
正面に居るだろうアノ人を見ることが出来ない。
目のまえの視界に微かに入る 綺麗で逞しい床についた膝頭だけしか 見えない。
そして アノ人が言った。
「千春。目を上げろ。そして見るんだ!」
俺の名前を呼び捨てにして
俺の足首を掴むと靴下をあっというまに 乱暴に脱がしもう片方も乱暴に脱がすと その靴下をポーンと向こうに放った。
そして片方の足を掴むとケロイドの有る足裏を俺の目の前に 出し
「火傷ってこの事か?これが見せたくないってことか?これの為に 風呂に入りたく無かったのか。この足裏の為に。最後まで靴下を履いたままってことか。」
脚を持ち上げ 足首を捻りながら 足裏をぐいぐいと俺の眼前に見せつける。
たまらない。
醜いケロイドを鼻先まで 突きつけられる。
俺は 座ったまま カエルのように 無様に脚を広げさせられて 自分の足裏から 目をそむけた。
すると アノ人は掴んでいた俺の足を下ろすと
「関係無いっ!」
と言い放ち
俺の腕を引っ張り上げ膝に手を入れ
俺を横抱きにした。
「風呂に一緒に入る!」
と言うや否や風呂場に向かった。
俺は落とされるのが怖かったし 優しい口調が 一変したコノ人のことも怖かった。
全裸であることも恥ずかしかったが 横抱きにされて嫌でも目に入る 自分の生っ白い 足の甲が 恥ずかしかった。
風呂に入ると シャワーのコックをひねり 椅子に座らされた。
すると どこから出したのか 彼の手にプラスチックのボトルがあって。
それを手に出すと いきなり 俺の脚をこれでもかと開いて 下腹部を露にした。
開脚した 奥 俺の会陰を愛撫し始めた。と同時に後孔も押すように 指で周辺をくるくるなぞる。
俺は 椅子に座ったまま つかまるところもなく かといって 敏感な処をいきなり触られ のけぞりそうになりながら 両脚を踏ん張るしかなかった。
正面にしゃがんでいる アノ人の肩に 手を乗せても良いのか 迷いながら 自然とすがるように掴んでいた。
するとまるで 俺から触れたことがご褒美のように 頭を撫でられ 頬にくちづけられ アノ人の胸が支えるように近付いて俺の背中に あてがわれた。
俺は温かな背中に寄りかかって 少し力を抜いた。
もう片方の手の指が 乳首を捏ねる。指で弾くようにしては 指の腹で押し潰し 指で引っ張るように乳首を持ち上げる。
途端に 俺の口から 女みたいな 喘ぎ声が出た。
くすぐったいなんてもんじゃない。
くすぐったさ は すぐに 熱があがるみたいに変わった。
確かに 聞いたことはある。
男でも 乳首が気持ち良いって。
確かに聞いたことはある。
会陰って 気持ち良いんだって。
排泄するための ソコが。
気持ち良いんだって。
いや 知ってたよ。
知ってはいた。
経験したことが無かった。
でも こんな うずくような
どうにも居たたまれない
感覚になるなんて
もう どうしたらいいのかわからない。
そうか これが感じるってことか。
気持ち良い。快感だ。
よがる って こうなのか?
声を押さえようとしたいのに 声が 声が おさえられない。
あっという間に 俺は身体中を震わせて 吐精してしまった。
射精したあとの胸のドキドキが半端無い。
彼の胸に寄りかかって 呼吸を整える。
胸に抱かれて見上げると 彼が 俺の足を持ち上げて 足裏にくちづけをした。右足 そして左足に。
俺の何かが 弾けたように
霧散した。
霧散と言うより
昇華されたのか。
性器を晒すより 更に 羞恥が沸き上がった原因を
見せつけられ
かと思えば 恭しく くちづけられ
ぺニスに触れず 後孔や会陰を 晒され
挙げ句の果ては 他人の目の前で
射精。
もう 隠すモノは 無くなった。
引け目 や 欠点 汚点 秘匿する事柄は 全て 取り払われてしまった。
俺は 近すぎて
ぼやけた アノ人を見上げた。
アノ人は
「椅子から降りて 座れ。舐めろ。」
と言って 俺の前に 立ち上がった。
何を?と 言われなくても 分かっている。
初めてだけど 舐めたくて仕方なかった。
躊躇は一切無かった。
神々しい てらてらと光る 怒髪天。
膝立ちですり寄って 怒るような 赤黒いモノを 両手で捧げ持つようにして口に含む。
「膝立ちだと 足裏が しっかり見える。見せたくなかったモノなのに しっかり見える。」
そうだ。足裏がばっちり見えている筈だ。
だが 今はそんなことより 目の前の固く立派なモノを口に入れることが 喜びに変わっている。
自然と腰が揺らめく。
牡の性器
男の性器
アノ人の性器
そして
足裏のケロイドを天に向けて
見せつけて それを舐めしゃぶる
俺。
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