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疵(きず) 43
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駐車場に車を停めて 俺んちの玄関のドアを閉めた途端 ドアに押し付けられ
へっ?
と 思ったら 真弓さんにキスをされていた。
「千春。可愛いドラキュラ!」
何を言ってるんだ。真弓さんの方が格好いいでしょうが!魔法使いかな?オレンジ色と黒だけどスーツっぽいモノを着て。
俺は胸元ヒラヒラのシャツだかブラウスにカマーベルト。キラキラ赤いベストに黒いマントと小さなシルクハット。
大きめなサイズだったから ダボダボで 袖口も折り返しているし ズボンも裾にゴムがはいっているけど 足首にたぷたぷになって。ニッカボッカみたいな感じになっている。
キスをほどくと 真弓さんに手を引かれて 取り敢えず部屋にあがって リビングのソファに並んで腰掛けた。
「トリックオアトリート。」
「えぇ?今 俺 お菓子無いっすよ」
「千春お菓子無いの?
よし イタズラしちゃおう。」
「ふぇ? い、いたずらって、ま、真弓さん?」
「その可愛いドラキュラをスマホで記念撮影。そのままじゃつまんないから 下だけ脱いで だよ。」
「スマホでね。えっ?下がぱんつじゃ 間抜けっしょ?」
「下にパンツ履いて良い なんて言ってないよ。パンツなんか履かせないに決まってるでしょ?千春はお菓子くれないんだもん。パンツ脱がせていたずらするからね。そして記念撮影」
「え?えーーっ!それは。恥ずかしいっすよ‼ダメ 真弓さん!はじゅかしい。あれっ?恥ずい。」
「じゃあ。千春から キスして。ほら」
「は、はい。キスして許して く、くれるんす ね。良いっすよ。
真弓さん 目ぇ 閉じててくださいよ?しますよ。ちゅうしますよ」
「はいっ時間切れっ!すぐキス出来なかった千春の負けーー」
「ふぇー?ま、負けって!いつ勝負になったんすか?えー?」
「仕方ないなぁ。パンツ脱ぐのは勘弁してあげる。じゃあコレ着てくれるかな?」
「えー?どこから出したんすか?その服」
真弓さんは紙袋を持って 中身を俺の前に置いた。
それは ウサギの着ぐるみで。
俺 これでも 27なんすけど。
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