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疵(きず) 52
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千春が初めて 尿道を弄られ ベッドで のたうちまわり真弓の背中にすがり付いて 許しを乞う様は とても 甘美だった。
プジーを引き抜いたとき 茎からは 止めどなく淫液が溢れ 敷いたタオルには広大な染みをつくり 涙でぐちゃぐちゃになった顔は或意味 菩薩のようだった。
その後 騎乗位で 千春を跨がらせ自由にさせたら 下半身を真弓の腹に 押し付けるように 腰を揺らしていた。
疲労しているからか 真弓の名前しか 言わない。
繰り返される言葉。
真弓さん 真弓さん 真弓さん。
そして僕は煽られて プジーを抜いて それを放り 体勢を変え 千春をベッドに横たえ 脚を肩に担ぐようにして 腰を掴み ピストンをする。
千春の茎から だらだらと液がこぼれ 乳首に触れただけで ぷしゅと少量 勢いの無い白濁液が溢れた。
千春。
理性を失うほどの快感で 心身共に裸になれただろうか?
快感を与えているのは 僕だって心の奥底に刻み付けられただろうか?
プジーをゆるゆる動かすと 感じ過ぎて怖いと言って僕の名前を 半ば叫びながら すがり付いてきた。
半分意識が飛んで 朦朧となりながら 僕にすがり付いてきた。
泣きながら 僕の名前を呼んで 好き好きと すがり付いてきた。
離さないでと すがり付いてきた。
僕の上に乗せたら 猛然と腰を揺らしてきた。
欲しがってくれて嬉しいよ。
泣いて 叫んで 何度も吐精して 疲れ果て 僕を求めて
もう 離さないでと 言った千春。
離すもんか!
規則的な寝息を聞きながら
汗ばんで濡れて張り付く髪をすいてやる。
身体を温かなタオルで拭きながら 足を持ち上げて その疵を見る。
かかとは普通と変わらない。
土踏まずのあたりから足先は 確かに ケロイド状で 薄い皮膚がある。
しかしそのケロイドは 薄いピンク色で 透明感さえ漂う。
赤ん坊の皮膚の様に初々しい。
この為に 裸身を晒すこと無く 今まで 秘匿して生きてきた千春。
疵?
いや これは 単に痕に過ぎない。
僕は この痕を この先も変わらず
持ち主同様 愛して止まないだろう。
疵では無い。
痕だよと 言い聞かせながら。
……………終わり………………………
【疵(きず)】を終わります。
傷
先天的なら容易く受け入れることが出来ても後天的なものだと 絶望的な気持ちになったりしますよね。
でも 愛する人のものなら 例え 醜い痣でも いとおしい。
ほくろさえ 愛すべきものになります。
愛されている自信が湧くと 不思議と人間は美しく凛々しく変わっていくらしい ですよ。
男でも女でも ね!
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