アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
同級生 10
-
千春は スマホを取り出して現在地を確認すると 割りと近くにある 件の風俗店に向かった。
店に向かって歩いて行く途中 馴染みでも無いがあの女の名前を言って予約を入れたが 生憎今夜の営業は終了だ とのこと。
タイミングが悪いときはそんなもんかよ。
細い路地を歩きながら 悪態をついて 帰宅するべく 大通りに出てタクシーを拾おうとしたら 見覚えのある女が 目の前を歩いていく。
プライベートと区別すべき礼儀など忘れて 思わず 源氏名で 風俗店の嬢の名前を呼んで近づいて行った。
女も 最近立て続けに指名した変わった客として 覚えてくれていたようだった。
「今 予約指名したら営業は終わりって聞いてさ。帰ろうかって思ったんだ。
なぁ 時間あるなら飲まないか?おごるよ。
あんたにちょっと 会いたくなってさ。腹減ってるなら食うとこでも良いし。」
「お客さん。
本当は店の外でこういう接触は禁じられているんだ。わかるでしょ?
でも
お客さんって 何だか憎めない人だね。
う~ん。今夜は店のタクシーを断ったから
内緒に出来るかな。
ラッキーだったね。
ちょっとあそこの角を右に曲がると コンビニがあるから そこで待っててくれる?
ここだと店に近いからさ。」
そういうと 嬢は近くの自販機の前に立ち飲み物を選ぶ振りをした。
俺は 言われた通り 足早に 言われた通りにコンビニに向かった。ほどなく嬢が来て 飲食スペースに座った俺の隣に腰を下ろした。
「あんた
悩み始めたんだろう?
確かめたくて。
でも怖くて。
お客さんのことを知ってる私ともう一度確かめようとしたんだろう?
びっくりしなくて良いよ。
お客さんだけじゃ無いからさ。そういう人。
私のお客さんで そういう人が何人か居たからさ。」
話をしていると2人の後ろをコンビニの客が時々通って何度か話を中断しては話した。
「落ち着かねぇな。」
「お客さん。良かったらこれからアタシを買わない?話をじっくり聞いてやるよ。ご飯食べるって言ってもこういう話 大きな声じゃ言えないだろ?ラブホかカラオケ。静かな処で。どう?
ラブホならこっちいくとある。カラオケなら向こうのビルにあるよ。」
「君は俺が怖くないのか?店じゃない ホテルなんかに行ったら 仕事でも無いのにその……」
「アタシ これでもクロウトだよ。お客さんが女を相手にデキナイって 分かるよ。店なら何割か取られるけど。
そうなったらそうなったで 100パーセントアタシの取り分だろ?そうだね 2枚で手を打つよ」
酔った勢いも有ったかもしれない。
俺は さりげなく2枚女に渡すと いくらなんでも 近くの毒々しいラブホには行かず いかがわしい街を抜けて そこから 駅に向かい 近くのシティホテルに 女を伴って入った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
148 / 264