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千春オジサマ 肆
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真弓side
布団の暖かな温もりが 心地よい。もう少しぬくぬくと寝ていたい。もう少し もう少し
だが 猛烈な のどの渇きと 猛烈な尿意。
まどろみの温もりから 脱け出さなければ………
仕方なく体を 起こして 重い瞼を開けると
ここは?
どこだ?
頭が痛い。
あれっ?
ベッド?
カーテンが掛かっている窓の向こうは明るい。生活感のある部屋。誰かの家?
何処?
取り敢えず トイレ。トイレ。
重い体を動かして ベッドを下りて
すると ベッドの向こうのドアが開いた
「酔っぱらい!目ぇ 覚めたか?」
綺麗なオジサンが声を掛けてきた。
何故 この人が 居るのだろう?
記憶を辿るが ぼんやりしか
「あのっ すいません。トイレ どこですか?ちょっと 我慢出来なくて。先にトイレ行かせて下さいっ。」
「あぁ この突き当たり。」
僕はその人の脇をすり抜けトイレに駆け込んだ。
用を足して 冷静に思い返すと 昨夜のことが おぼろ気ながら 思い出して来た。
合コンを居酒屋でして 何故か僕一人取り残され。
したたか飲んだ為 足がもつれそうになって
近くの何かに腰を下ろしたら くしゃみ
あ
くしゃみを誰かと同時にしたら
近くに
優しい顔。
と優しい声なのに乱暴な言葉使い。
あのヒトだ。
そして そこから離れてしばらく歩いて つまづきそうになって
たたらを踏んだつもりが
あのヒトにぶつかりそうに
いやぶつかったんだ
そしたら 胸ぐらをつかまれて
タクシーが止まって
引き擦られるように 一緒に乗って
そのあと
どうしたんだっけ?
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