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千春オジサマ 拾伍
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千春side
俺が 専門学校を終えて 就職して
めちゃめちゃ仕事をして 頑張って頑張って 様々紆余曲折なことが有って
苦労して 今の バーのあるビルを手に入れた。
俺は単に店のオーナーというだけで 実質は 親友に任せている。
家賃と売り上げの数%を 受け取っている代わりに 店はそいつに任せている。
ゲイバーだが 安っぽい雰囲気は無く 静かに飲める店を目指して ピアノの生演奏もして 健全な大人の隠れ家的雰囲気を 醸し出すことを条件として出した。
俺は好きなジャズを聞いて静かに酒を飲むために 店に顔を出す。
俺はあくまで客として 訪れているので 俺が オーナーだとは 客も知らないし 従業員も ごく一部しか知らない。
店にはゲイカップルもよく来るが ノンケの人間もどういう場所か承知した上で店に来ている。
そしてこの店を切り盛りしているマスターの俺の親友は ゲイだ。
だからいわゆる 性癖を隠す心遣いの無い店としてのスタイルは ある。
親友はゲイであることを隠していないし 客も 俺の親友の性癖を知っている。
頻繁に訪れる客としての俺は親友とは身体の関係は無いけど 親友とは 心から信頼し合っている。
俺のどん底時代 俺を 掬い上げてくれた人間だから。
まわりからは 俺と親友とは いわゆるゲイカップルと思われたりすることも有るようだが 俺も親友も 肯定も否定もしていない。
そして
俺は 同性同士の恋愛も否定しないし 偏見も無い。
親友は 俺の 家族のことも 俺の同棲していた女のことも そして 俺の孤独も知っている。
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