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兄
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タンタンタンと規則的なリズムで足を動かす
職員室中に響き渡るほどの貧乏ゆすり
「お前呼び出された立場でなんでそんな苛立ちを全面に出せんだ…」
「優君を迎えに行かないといけないんでもういいですか」
ハァ~と嫌味ったらしくため息をつく担任を横目に鞄を背負い席を立つ
「待て待て待て待て。その事だよ。
お前がお兄さんを好きなのは俺も十分に分かってるつもりだけど、少し過保護過ぎんか、しかもうるさい。もう少し時と場所をわきまえろ。
お兄さんももう大学生なんだし、自由にしたいだろ」
「俺の優君への愛がお前なんかに分かってたまるか!!先生の思ってる700倍はゆうくんの事が好きです!!」
「なんで700倍なんだ…」
「優くんは7が好きなんだよそんな事も知らないんですか優君にわかめ!!!!」
そんなこと俺が知る訳ねぇだろ……と頭を抱えている先生
「先生だって優君の可愛さは知ってますよね?ここの卒業生だし…」
「あぁ確かにお兄さんはこの男子校の花みたいな扱いされてたな。
誰にでも優しいとことか、人気だったな。背もちっこいしある意味目立ってた」
「優君のこと見すぎだ!!この変態!!」
「お前が聞いたんだろ!!」
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