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兄
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あの担任のせいでいつもより早く行けるどころか遅くなった!!
日も沈み始めていて辺りも暗くなってきている。
あんなに可愛い優君をこんな時間まで一人にしてしまった!
午後6時を指す腕時計を、握り締めすぎてピシッとヒビが入った
2キロ先の優君の大学を目指し全速力で駆け抜ける
ついた時には汗で制服が張り付いて気持ち悪かったが、門にもたれてスマホを操作する優君の姿を見ると全て吹き飛ぶ
「!!優……く、ん?」
右手をおおきく振り駆け寄ろうとした時、優君の横に背の高い大きな男がいることに気づいた
その男に嬉しそうにスマホの画面を見せる優君
覗き込むその男との距離が近い
「あ、まーくん!学校お疲れ!」
その声に気づいた男もこちらを見る
「あぁ、これが噂のまーくん?」
なんだこの男は
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