アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
兄
-
こんなやつと寝ることになるのは本当に不毛だ。
でも、こいつを優くんのベットで寝かすなんてもってのほかだ。危ない、危なすぎる。
こいつは絶対に、あの天使のような優くんに気がある。
俺が優くんの部屋で寝る……という選択肢もあるが、もし俺の寝相で優くんの安眠を妨げてしまうことがあったら……!考えるだけでも恐ろしい!それも駄目だ!
しかも、俺がいない部屋でこいつが何をしでかすかもわからないし……
「そうだな。エロ本くらいは探すかな」
「……っは!?」
「声に出てんぞ」
長い手足を持て余しながら寝返りをうつ。
楽しそうにこちらを見つめるそいつに体温が上がる
「ーーっやめろ!ぜっったいやめろよ!」
「え?なに、まじであんの?
このネット社会にまだエロ本持ってるやつも貴重だな」
「友達が!忘れてっただけだから!!」
「やっぱり王道にベットの下?」
ベットから立ち上がり覗き込む。
「あれ?ねぇな。じゃあ本棚の中か」
場所を当てられて体が強ばる。
「それ以上探すようなら本当に追い出すぞ!!!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 42