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二人目
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「…イルは…」
加藤とイルが引きこもった部屋の扉を見ながら、
ロゼッタは頭を抱えていた。
「あの子に任せると、とんでもないことになりそうなんだけどな……」
しばらくすると、案の定と言うか…
色っぽい声が部屋から漏れ出してきた。
「……やっぱり」
ロゼッタはさらに頭を抱える事になってしまった。
聞こえてくる声は、イルのものではなく加藤のものだった
「あの子は…!何をやっているんだか」
ガチャ、と扉が開いた
「イル!」
出て来たイルに、ロゼッタが叱った
「だってマスターを抱こうだなんて生意気なんだもん」
「…イル、駄目でしょ?相談は抱く事であって抱かれる事じゃないでしょう」
「もう遅いよ。それに、あの子多分どっちにしろ食べられる側だったと思うけどな」
「え?」
「マスターってば気付かなかったの?」
イルは不機嫌そうに言った
「あの子、斎藤くん」
「ああ。あの子がどうしたの?」
「あの子、猫かぶりだよ。裏で相当遊んでるんじゃない?」
なるほど…。イルは確かにそういう子を嫌う。
「…でもねえ…。どうするの、イル…」
「そんなの簡単だよ」
イルは笑う
「いつものようにすればいいだけだって」
「…イル」
「だいじょーぶ、バレないって」
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