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四人目
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「イル、イル」
ロゼッタはイルに呼びかけた
「…あ、何?マスター」
「どうしたの?あのお客さん、誰かに似てた?」
イルは無理矢理笑った
「ナンデモナイヨ」
「片言だけど……」
しまった、って顔をするイル
「正直に言って。どうしたの?」
「…マスター、ボクの記憶見て」
手を差し出すイル。
その手を握って、ロゼッタは言われるがまま記憶を見た。
「…イルが自分のことを言うのは珍しいね―…」
そう言ってれば、見えたのは
「え…?」
幼いイルと楽しそうに笑うさっきの客。
「…イル、これって…」
イルは静かに頷いた
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