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四人目
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「アンタがそんなんだったら、ボク遠慮なくイズを奪うよ?いいの!?」
カグラは狼狽えたようにオドオドとした
「…はい、そこまで」
ロゼッタが手を叩いて止めさせた。
「マスター…?」
「色んな事がありすぎるでしょ?そんな急に結果を急いでも誰も幸せにはなれないと思うんだけど」
イルに言い聞かせるようにロゼッタは言った。
「イルだって、本当はイズさんに会えて嬉しいんでしょ?
いつもより口数は多いし、最初から素を出しているし」
イルの顔が真っ赤になった。
「あ、あの…」
出雲がロゼッタに声をかけた。
「イズさんは今、歳は?」
「あ、大学生です。カグラも同じ大学で」
「じゃあ、ここでアルバイトをしてくれないかな?二人とも」
「「え」」
カグラと出雲が揃って顔を見合わせた。イルもポカンとしている。
「ちょ… マスター!?いきなり何!?この二人も雇うの!?お金は!?」
「あ、そうか」
「そうか、じゃないよ!!お金どうするの!!」
「大丈夫、イル」
ニッコリとロゼッタは言った。
「お金の代わりに、三食作ってあげるから。どう?」
イルと出雲、カグラはしばらく口を開けていた。
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