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五人目 初めてのお客
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[男子専門相談屋]
男性限定の相談屋で、同性愛について相談を受けているという。
今日も、相談屋のドアが開く。
「いらっしゃいませー」
イル一人で店番をしていると、客が来た。
「……」
相手は無言で、イルも顔を上げた。
「あの、どうしましたー?」
イルが顔を覗き込もうとすると、頭を押さえられた。
「……見るな」
とても低い声だった。パーカーのフードを被っているせいで、顔がよく見えない。
いや、フードのせいだけではない。前髪が長くて顔が見えない。
「あの……?」
「店主は、いないのか?」
「今出かけてます」
「そうか……。じゃあ、お前に相談に乗ってもらおうかな」
ギュッと首を絞められる。
「ロゼッタ、という男を知らないか?」
「ぐっ!?」
力が強すぎて、イルは答える事が出来なかった。
「(何、コイツ……ッ!?)」
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