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一人目
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イルという少年の淹れたお茶を飲みながら私は言った。
「実は、後輩が…」
「失礼ですが、後輩さんがお相手ですか?」
「ああ」
すみません、続けてくださいと言う彼に、私は続きを話した
「後輩が、最近妙に私を避けるんだ」
「ほう」
彼はどこか面白そうだった
「誰か好きな人でも出来たかと聞けば否定するけど、何かを隠していた」
「隠す…」
「マスター、何か見えた?」
「イル」
見えた…?何か見えるのか?
彼はお茶を飲んで言った
「後輩さんの事で不安ですか?」
「…あ、ああ」
「大丈夫です。後輩さんを信じてあげてください
それと、今日はもうお帰りになった方がいいかと」
彼が唐突に言うので、疑問に思った。何故、今日は…
「大切な日だと、お見受けしたので」
「…… !」
そうだ、今日は後輩と付き合って二年目……!
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