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デートはいかが? 恋愛初心者×健気
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「……ねぇ? 兄さんは大好きな推しに、何で自分からデート誘わないの?」
「はぁっ……何だ突然、あと何故お前がそれを知っているのだ?」
「そんなの簡単だよ、だって僕愛の管理者だよ? だから分かるのは当たり前だよ?」
薄い金髪を肩まで伸ばした赤目のセレンゼルは、大きくて愛くるしいたれ目を見開いて、双子の兄である金のような銀の髪を、後ろで一つに縛った紫と赤の珍しいオッドアイの瞳を持つランゼルトに、そう言い放つので。
双子の弟の『冗談はやめてよね』と、言いたげな態度に。
これは『めんどくさい事になるぞ……』と、悟ったランゼルトは苦笑いを浮かべて。
「そんなの……恥ずかしいからに決まってるだろう、あんなにきゃわいいアキたんにさ。で、で、デートしないかって? む、無理だ……可愛いすぎて、めちゃくちゃ噛むし、動悸もおかしくなるからな」
「えっ……またそう言って、というかアキ的にはそんなダメダメ兄さんからのお誘いの方が、嬉しく思ってるかもよ?」
「そうなのか!? ぼ、僕とで、デートしないか? だぞ……。こんな余裕のない僕のが良い訳あるか……カッコがつかん」
「アキのが強くて、兄さんを護衛してるのに……そんなこと言って!! そんな事いう兄さんには、俺から愛の嫌がらせ送っちゃおう」
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