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使イ魔ハ猫 3
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月人はため息を大袈裟に吐いた。
「ご主人様だろ…」
猫だから舌が上手く回らないのかもしれないがなんとなく、御愁傷様、に聞こえるから言い直させたいのだが
未だにシロエが素晴らしい発音で、ご主人様!、と呼んでくれた事はない。
「で?お前は三日も何やってたんだよ。
使い魔らしく仕事をしろよ」
行動を全て規制しようなどとは思ってはいないが、
シロエにはきちんとした仕事があり、ただの猫とは違うのだから
勝手にふらふらと家を開ければ主人として怒らねばならない。
「隣町にえれなちゃんという
きゃわいー飼い猫さんがいるのです」
平然と答えたシロエ。
月人は歩みを止めた。
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