アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
奇襲、ダイサクセン 1
-
その日の夜。
ケージの中で一日中震えて過ごしていたシロエは
月人が薄ら笑いを浮かべながら家を出て行く姿を、
更に震えながら見送った。
「やばいっぽい...ごしゅーさまがぁぁ」
シロエは猫の丸まった前足で頭を抱えながら、
黄色い瞳に涙を目一杯浮かべていた。
「ごしゅーさまがころされるっぽいいい!」
叫びながらゲージの中をひたすらのた打ち回るシロエ。
普通のゲージであるならばただの猫ではないシロエは簡単に抜け出せるのだが
これには月人の恨みつらみが篭った強力な魔法がかかっている。
やがてシロエの悲痛な叫びは、うるせーぞ!の声と共に
落ちてきた床ドンによって途切れたのであった…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 158