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魔女狩リ、返討チ 3
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人間に怒られたのは初めてかもしれない。
月人は泣きそうなのを必死に堪えながら屋上へと続く階段の端っこで蹲っていた。
「おかしい...っなんなんだよ...」
成績優秀。容姿端麗。文武両道、であるはずなのに。
人間よりも高いレベルの生物のはずなのに。
巨乳美少女になった夢を見て魔法陣を書いて怒られるだなんて失態すぎる。
物事には理由があるはずだった。
月人は必死に思い出そうとしたが、ぼんやりと、
暗い部屋の光景がフラッシュバックし意味のわからなさに首をかしげる。
「..魔法....魔女.....?」
謎のキーワードに眉間にしわを寄せる。
なんだったか、
なんだかとても屈辱的なことがあったような、ないような。
「ん?」
月人は立ち上がり階段を上った。
何かを思い出せそうな感じだ。
屋上へのドアをそっと開き、ポケットから煙草を取り出した。
箱に目を落とし、その黒と青のパッケージを眺める。
「ん....んん....?」
目を細めた瞬間、脳内に電流が走った。
「ぁぁぁああああああ!!!!!」
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