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ホームレス美少年 2
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しかし。
着崩したジャージ姿で玄関先に立つ皇は、
片目を細めながら眠そうに頭を掻いた。
「....今何時だと思ってんだ。虫ケラらしく外で寝ろ」
皇は地面を指差しながらそう吐き棄てると
だらだらと家の中に引っ込もうとした。
月人は閉められそうなドアを慌てて食い止めた。
「寝れるわけないだろっ!デリケートなんだよ月人さんは!」
「最悪ぼくだけでもいれてくださいっ皇さまぁー」
「あってめェ何抜け駆けしようとしてんだ!
お前のせいでこんなことになってんだからな...!」
月人は足元のシロエを睨んだ。
そう、月人はなんと"猫を飼っている"と上の階の住民に
密告されアパートを追い出されてしまったのだった。
身寄りもなくかといって容姿端麗文武両道美麗高校生で通しているのに外で寝るわけにも行かず....
結局皇なんかを頼ってきてしまう俺のバカ。と
早速後悔している月人であった。
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