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ホームレス美少年 3
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皇はため息をつきながらシロエを抱き上げた。
「お願いの仕方がなってないなぁ?
俺にどうして欲しいわけ?ご主人様?」
シロエを撫でながら敬意の欠片も無い上から目線で言われ、月人は腸が煮えくりかえる思いだったが
この寒空の下一夜を明かせばいくら吸血鬼といえど風邪を引くこと間違いなしである。
月人はプライドをへし折り口を尖らせた。
「....泊めて...ください...」
「もっと家出少女ぽく」
「....イタズラしてもいーよ..?って何言わすんじゃ!」
「びっくりする程可愛くねえなぁ」
皇は、さむ、と身体を震わせくるりと背を向けて
家の中に入って行ってしまった。
ドアは開けっ放しなのでOKしてくれたということなのだろうか。
全く何を考えているのやら..。
月人はどっと疲れを感じながらも家の中に入っていった。
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