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飢エト乾キ 4
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「....まあ我慢して飲めや。
困るんだよ、お前に死なれると」
皇の声に、月人は何も反応できなかった。
死ぬ...?俺が...?
そうか、食わないと死ぬっけか。
そんな当たり前のことを忘れる程、
長い時の中を生きてきた。
それでも月人は抵抗したかったのだ。
「口開けろ」
唇に何かが触れ、月人は首を振った。
「なんか介護してるみてーだぞ」
「誰が介護じゃ...っん」
ついツッコミを入れると口の中に何かが入ってきて、
月人は目を開けた。
彼の顔が近くにあり、眼鏡の向こうの黒い瞳がじっとこちらを見ていた。
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