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飢エト乾キ 6 ※流血注意
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俺の、極上の、餌。
今腕の中の存在は、そんな素晴らしいものへと変換され
甘美な衝動に突き動かされ肌に牙を立てた。
「...ッい、....っ..」
甘く、濃厚な液体は止め処なく喉へと伝い
無我夢中で食み続けていた。
腰に腕を回し、腕を掴んでいた手を掌へと滑らせ指を絡ませた。
段々皇はぐったりとこちらに身体を預けるようになり、
されるがままであった。
飢えが満たされてくると、
靄がかったような思考が晴れてくる。
事の重大さに気付き、月人はようやく彼の首から口を離した。
ああ、またやってしまった。
満たされた幸福感と莫大な後悔がのしかかり、
月人はそのままの状態で呼吸を繰り返していた。
申し訳ないという気持ちと嫌だったのに無理矢理、という気持ちで
頭の中がぐちゃぐちゃで泣きそうだった。
どうしてこんな気分にならなきゃいけないのか。
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