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不可解ナ気持 2
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「動物虐待反対」
「うわああ!!!」
不意に耳元で囁かれ、
月人は思わず出力最大のシャワーを手放してしまった。
その隙にシロエは桶から脱出し、逃げ回り、
一時期パニック状態で慌てふためきながらシャワーを止めた頃には辺りは泡だらけであった。
「........なにしてんのお前」
恐る恐る顔を上げると、
ずぶ濡れの皇は腕を組んで真顔で立っていた。
どうやらシャワーがもろに当たったらしい。
比較的無事だった月人は反射的に謝りそうになったが、
そもそも全ての原因がこいつであると思うと腹が立つのだった。
「お前が!急に話しかけるからだろ!!?」
声が裏返りながらも怒鳴ると、皇は片眉をあげ黙っていた。
てっきり何か言い返されるかと身構えていたのだが、
そうやって黙られると妙にそわそわしてしまって
仕方なく月人は再びシャワーから水を出し泡を洗い流し始める。
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