アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
不可解ナ気持 5
-
とは思ったもののやはり簡単にはいかない。
絶対何か妨害されているに違いないのだ。
上手くいかず凹んで帰ってくるたびに
皇は馬鹿にしたように笑うので、
月人の中ではほぼ確信に近かった。
それでもあれ以来空腹を感じることもないし、
皇もいつものように飄々としていて触れてこようとはしない。
シロエだけが少し距離を置いているという日常だった。
とはいえ皇の近くにいると妙にどぎまぎしてしまうので
時間が空けば家や店を整頓清掃してしまっているせいで
着実にどちらも清潔で過ごしやすい空間へと改造されてしまっているのが嬉しくもまた腹が立つのであった。
そんなある日店先の窓をピカピカに磨いていると、
遠くから視線を感じ月人は振り返った。
いつもと変わらない町の風景。
それでも妙な違和感があった。
そしてここ最近、そんな視線を度々感じるのだ。
「..もしかして.......」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 158