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魔界ヨリノ使者 7
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「げっほ...後、ちょっとだったのに...」
咳き込みながら女はフラフラと立ち上がった。
「何があとちょっとだよ..気持ちわりーんだよお前ら
自分の命も、人の命も、なんとも思ってない..」
皇は低い声で呟いた。月人はまた彼が暴走するのではないかと不安になり腕の力を強めたが
彼はこちらを見ないままでも、頭を撫で続ける手は優しいような気がして。
「ていうか、
今思い出したけど俺今帰りたくても帰れない身だし。
こいつの餌だから、な」
「は.....?」
思い出したように皇が呟いた。
ピシリと凍りついた空気に亀裂が入ったような気がして、月人は恐る恐る魔女集団を振り返る。
女はわなわなと震えていた。
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