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家内捜索 1
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なかなか夢から抜け出せず、
月人は光の中をもがいていた。
これ以上ここにいると危険だ!
そんな警告の怒号に、ハッとなり頭を起こした。
一瞬自分が何者なのかわからなかったが
チュンチュンと爽やかな鳥の声が聞こえ、
そこは皇の部屋だと思い出す。
どうやら寝落ちてしまっていたらしい。
「...はあ..疲れた....」
疲労感に襲われため息をこぼした。
しかしベッドを見下ろすと、
そこはもぬけのからになっていて月人は思わず立ち上がった。
「皇!?」
部屋の中を見渡すが彼の姿はない。
全身が粟立つような恐怖感に襲われ、
縺れる足を引きずって部屋を飛び出した。
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