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家内捜索 2
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目につくドアを全て開け、階段を駆け下りる。
消えてしまった?
そんな予感に泣き出しそうになりながら、
無我夢中で店の方へと走っていく。
電気も消え、しんと静まり返った店内には
ガラスの破片などが飛び散ったまま誰の姿もない。
「.....っ」
月人は思わずその場に崩れ落ちた。
どこにもいない。
取り残されてしまった。
皇は消えてしまった。
「嘘...だろ......」
そんな事実にひたすらひたすら、打ちひしがれて
受け入れられそうにないのに、
その現実が重くのしかかってくる。
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