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ワカッテクダサイ 5
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今までの出来事がフラッシュバックし、
裏切られたような気分になってしまい
月人は自分でも驚くほど、大大大ショックを受けていた。
彼の裾から手を離し、俯いてしまう。
わなわなと身体が震え、
気付けば足元にパタパタと雫が溢れていた。
「は..?またなんで泣くんだよ...」
さすがに心配そうに皇が肩に触れてくる。
その瞬間月人は頭に血が上り、その手を振り払った。
「..勝手だ、勝手だよお前は...っ!
人の気持ちがわからない鬼魔女!不潔ボケ!
皇の...っ、皇の、大バカ野郎ーーーーーッ!!!」
大声で叫び、バタバタと音を立てて廊下を駆け抜けた。
悲しくて苦しくて、涙が溢れて止まらない。
皇のバカ、バカバカバカ!
心の中でめちゃくちゃに罵りながら、
月人は、そのまま家を飛び出したのだった...。
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