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手に入れるそのために
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「はぁ...、....はぁ....」
荒い息を直しつつ、梓月の様子を伺った。涙で視界が歪むが、それでも目の前の梓月から目を離さない。
「ふふ、どうしたの?そんなに見つめて?」
「...んでもねぇ...早くどけ。」
もう息もだいぶ戻って来て、未だに俺の足の間にのさばるこいつをどかそうと足をばたつかせた。
「恋人なのに冷たいね。」
何を。
恋人?笑わせるなよ。お前が無理矢理に条件を飲ませたんだろ。
「....どけ。」
相手にしていられないと、梓月の胸を押す。
「うっ」
しかし梓月の体は全く動かず、それどころか奴の手によって、もう一度背が床についた。
なんのマネだ。もう条件は飲んだというのに。
「おい、何して」
「僕はまだ何にも気持ちよくなってない。」
「...は?」
「だから僕の番ね。」
それはまだイっていないだとかそういう意味だろうか。
「なっ...もう終わりだろ!約束してっ...!」
「あれは、イかせてあげるかわりの交換条件。惠も気持ちよさそうにイったでしょ?...だから僕の番。」
そんな。
ではなんのために俺はあんな約束...。
「うっ」
するりと肌に手が触れ、体が跳ねる。
「恋人だから、もう何したって変じゃないでしょ?」
「そんな...っ...ぁ」
チュルリと胸の飾りが温かいものに包まれた。
「や...ゃめ....っん」
「あはは...かわいー」
また涙が目を伝う。もう泣き腫らしてしまった目に追い討ちがかけられた。それを見て心底嬉しそうに笑う梓月。
恋人。
これが。
違う、こんなものは違う。恋人には泣かせたり嫌がったり悲しんだりさせることはしたくないものだ。だが目の前のあいつはどうだろう。
優しい顔をして、ぐちゃぐちゃな俺を見てるー。
「嫌だっ...こんなのっ」
なんとか身をよじらせるが、抵抗むなしく足が割り開かれ、上へと持ち上げられた。
「言ったでしょ。恵が嫌でも関係ないよ。」
前も後ろも丸見えなはずかしい体制に、青ざめる。
しかし、そのあともっと青くなった。
梓月が手を当てている場所。それは肛門だ。なぜそんなところを。
「な...何して」
「ふふ、何って、セックスだよ」
やはり上機嫌な梓月が慈しむ様に言った。
セ...セック!?!?
な、何言ってんだこいつ、そんなの男同士でできるわけ...。
しかしどこからか出した、ローションのような液体が、今まさに肛門に塗りたくられていた。
「やぁ...っ!!」
冷たさに声が出た。
もしかしなくてもケツの穴を使ってやられる。それだけは俺にもわかった。
そして手があてられ...。
やめてくれ...どうして...
「なんでこんなこと...。」
もうガタガタと震えながら口からはそんな言葉が漏れていた。
「手に入れる。そのために。」
俺の言葉に答えるように、梓月が呟くと同時に指が、俺の肉を割り開き、異物が挿入された。
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