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やっぱり屋上は気持ちいい。
丁度いい風が吹いて、髪を揺らす。
夕方には、太陽がオレンジ色で空はピンクがかった紫の色、そして雲がその色をうつしていて神秘的で綺麗だ。
やっぱり屋上に来て正解だった。
スッキリするし、気分が晴れやかになる。
時間が経ち、もうそろそろ帰ろうと屋上の出口へ向かう。
すると、男女の話し声が聞こえてきた。
どうやら屋上に来るらしい。
俺は、何故か物陰に隠れてしまった。
「ねぇ〜、今日さ家に遊びに行ってもいい?」
「ん〜。めんどくさい」
この声…橘?!
「え〜。いつもそうじゃない!じゃあさ、家じゃなくてもいいから遊ぼ〜」
「ん〜、いいよ。今日だけな」
「ほんとに!?やった!」
「じゃあ、また後で行くから先に行ってて。俺ちょっと涼みたいから」
「わかった〜!じゃあまた後で!」
ーバタンッ
「おい。そこにいるんだろ?出てきたら?」
ギクッ
ば、バレて…る?
この状況下では著しく出たくない。
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