アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
45
-
ー春斗side
橘への感情に気づいて1週間。
特に何もなく過ぎていく日々。
けれど、つい最近この学校に転校してきた、
“姫宮まみ”(ヒメミヤマミ)。
彼女は、俺が中学生の時の彼女だ。
何故この学校に来たんだ…まみは、両親の都合で転校したはずだ。
それが原因で、まみに遠距離恋愛なんて出来ないと言われて別れた。
元カノが自分の高校に転校してきたところでどうでもいいではないかと思うだろうが、これが大問題なのだ。
——俺は屋上に涼みに来ていた。
「春斗…」
名前を呼ばれ振り返ると、まみが立っていた。
『…ひ、久しぶりだな』
「うん。あのね、私ね、転校先で春斗と別れた
こと凄く後悔したんだ。いつも春斗の事しか考えられなくて、やっぱり春斗と一緒にいたいって思ったら、いてもたっても居られなくなって、転校してきちゃった」
『転校してきたって…両親は?』
「一人暮らしだよ。親は、転勤先にいるの。それよりも………
春斗、もう1度私と付き合ってくださいっ!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
45 / 109