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『ありがとうございました』
「お大事に〜」
主治医に挨拶をして病院を出る。
今日は退院の日だ。
まだ記憶はまだ戻ってないけれど、習慣的な事は覚えてるので生活での支障は出ないそうなので帰れる事になった。
まぁ、ここからの帰り方とか全然分かんないんだけど…
親に迎えに来てもらって家に帰る。
「川瀬、退院おめでとう」
『ありがとう。千秋!…あのさ、俺の家ってどこ?』
「…そっか、それも分からないんだよな…お前の親は?」
親?
『親?っているの?1回も来てないけど』
「は?じゃあお前の家どこなんだよ」
『…さぁ?』
これじゃあ退院しても意味無いな…
主治医さん!生活に支障めっちゃありますけど!?
「…んー…じゃあもう俺ん家来い!!」
『いいのか?』
「…あぁ。記憶戻るまでの間だけだけどな」
…どうせ記憶が戻ったら嫌でも出ていくさ
と小声で言った千秋。
どういうこと?
記憶があった時千秋と何かあったってこと?
不思議に思いながら、さっさと歩く千秋について行った。
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