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kyfj 何気無い幸せを噛み締める
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fj視点
k「やだっ!ぜっっってぇ食わねぇ!!」
f「もうキヨ何歳なの?!最近の幼稚園児でも食べるよ?!ホラっ、観念しなさい!」
晩御飯なのにこのうるささ。
原因はキヨだから。
どうも、フジです。
キヨったら野菜ホント全然食べてくれないから今日こそはって思ってキュウリを食卓に並べた。
「今日だけで良いから頑張ろ?」ってんのに全然食べてくれない。何でだよ。
キュウリ美味しいジャン。
イヤイヤと首を振るキヨにキュウリが乗ったお皿を差し出すが直ぐに追いやられちゃう。
あ
f「...ホラ、キヨ?これだけで良いから食べよ?」
お皿の上に盛られたキュウリを1つ手に取ればキヨの前に出し首をかしげる、するとキヨはさっきまでは見向きもしなかったのに横目で俺を見てくれた。
k「...っ、あーあ、分かりましたよ!!」
少しショボっとしてやれば諦めたように叫び髪を掻き上げるキヨ。
やった!
f「...うん!頑張ろ!..はい、あーん」
目の前にキュウリを出せばキュウリを睨みながらも口を開けるキヨ、しかし鼻をつまんでいる。それじゃあ味わからない、子供か。 まぁ、良いかぁ。食べてくれること自体が凄い事なんだし。何で呑気に考えるとカリュ、と音がして音のした方に目をやると半分程減ったキュウリ。
k「...ん...ぅ''え..っん''!..ぷはぁ、」
半分吐きかけつつもまた一口とキュウリを飲み込んで行き最後を飲み込んだあと側にあったお茶をがぶ飲みしてから目の前にVサインを掲げて俺を見てきたキヨ。
涙目やん。
k「...ぅげぇっ.....ハッ、どーだフジ?!食ったぞ!?」
f「...っう、うん!凄いね!今日はもご馳走様しようか?」
k「おー、」
f「はい、せーのっ、」
k.f「ご馳走様でした!」
こうやってキヨとご飯が食べれて、一緒にご馳走様して、キヨの成長が見れるのは俺にとってとても重要で、とても幸せを感じれる一時。
そんなことが幸せ?って思う人もいると思う。
けれど、俺にとっては大切な時間
今日も俺は幸せを噛み締めながらキヨと生きる
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