アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
kyfj 伝えられない
-
ky視点
k「...んん''....朝...?」
カーテンから漏れる日差しが俺に当たり眩しくて目を細めながら時間を確認するため上体を起こす......つもりだった
f「.......すぅ、」
k「.........え?」
何かが身体に引っ付いていて起き上がることが出来なくて何事かと思って布団を捲れば全裸で俺に抱きつき幸せそうに寝息を立てるフジが視界に入り頭がショートする
待って昨日何があった
てか俺も裸じゃねぇか......あー、フジが家に来て可愛い過ぎて...それで我慢出来なくなって......
ヤラカシタわ
k「...どうする俺..」
寝起きの脳みそをフル回転させて考える
そういえばフジが下だったよな...俺の下で喘いでて..可愛かった......じゃねぇわ。多分後片付けしてねぇからフジのナカには多分まだ俺が出したのが入ってるだろうから、起こして後片付けした方が良いのかコレ?
それよりも、俺ら付き合っても無いし無理矢理俺はフジを犯したようなものだ
許して貰えるのかどうか...
もし、許して貰えなかったら?
最悪な考えが俺の中を巡る
パッと横を見ればまだ気持ち良さそうに眠るフジが目に入る、でもやっぱり好きなのは変わらなくてフジの黒い髪の毛に触れると優しく撫でた
f「...んん、朝?.」
k「..おー、おはよ」
f「..あ、おはよ〜、......何でキヨが居るの......って、..うわぁあ...」
もぞもぞと動いたかと思えば目を擦りながらぽわぽわした声で呟くフジに言ってやると微笑んで返してくれた後目を丸くして俺を見て昨日の事を思い出そうと考えた瞬間思い出して真っ赤になった顔を隠したフジ
k「...御免な、俺、気持ちが抑えられなくなって昨日..ホント御免。」
シンとした部屋の空気に耐えられずに俺は重い口を開き謝る
返事が来るか怖くて少し声が震えた
少ししてフジが手を顔から離すと首を小さく横に振ってから「いいよ。」と俺に言って、その後俺を見て微笑んだ
許して貰えた...と思ってホッとしていると控えめにフジが俺を見て口を開いた
f「......ねぇキヨ、...あの、昨日の台詞って..本当、だったの..?」
k「...昨日の?.....御免、あん時理性無くてあんま覚えてねぇんだわ、何言ったか教えてくんない?」
行為をした事は覚えているが最中に何を言ったのかなんて覚えてないからフジに聞いてみるとどんどんまた顔を赤らめていく
え、そんなやばい事俺なんか言ったの?
f「...その、俺の事.....好きって言ったから..」
まじかよ
フジの言い方からして嘘でない事は確かだろうけど俺理性無ぇとき何てこと言ってんだよ
せめて覚えてろよ
告白...するか?
...どーせ言っちゃてんならいいか。フラれたらフラれただし、当たって砕けろってな。
小さく深呼吸をして俺は上体を起こし口を開く
k「...うん、前からアピールとかしてたんだけど、俺はフジが好きだ。.....事の順番が可笑しいけど、もし良かったら俺と付き合って欲しい。」
ちゃんとフジの目を見て真剣に言う。するとフジは手を伸ばして俺の頬に触れてうふふと笑う
f「..最近スキンシップ多いなぁって思ってたらあれは俺へのアピールだったんだね?...前から俺を想ってくれてたなんて嬉しいなぁ、...こんな俺で良かったら、お願いしてもいい?俺もキヨの事が大好きになっちゃったんだ」
頬をほんのり染めて目を細め微笑みながら紡いだフジの言葉は鮮明で、暖かかった
...オーケー、されたんだよな?
k「...もうフジは俺の恋人?」
f「..うん、なんか照れ臭いけど、キヨの恋人、だよ?」
コテンと首を傾げ聞けば照れながらもフジは答えたあと両手を広げて俺を見る
ハグ、か
また寝転んでフジにぎゅーと抱きつくと肌と肌が触れ合って心地いい
伝えられなかった想いが、こんな形でもフジに伝えられて、伝えられた事によって俺にはフジという大切な恋人が出来た
気持ちは想ってるだけでは伝わらない
怖くても、一歩前に進むのが大事なんだと思う
進む事が出来たから、今の幸せがある
俺は出来たばかりの幸せを噛みしめながら楽しそうに笑うフジの頬にキスをした
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 40