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「話さなくてはいけないね」
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「……それは、合ってるけど、合ってない」
俯きながら魔王は口を開く
「確かに人間達を襲うために人間界に行ったわけじゃない。それは絶対にそう。……でも、僕達は君を、レッドと、その仲間くん達を……傷付けたんじゃないかな…?」
あまりにも申し訳無さそうに言われるものだから今度は俺がドキッとしてしまう
「……だから、だから…僕も、ごめんなさい」
ぺこっと頭をさげて魔王が謝る
「なーに!!!大丈夫だぞ!!!何てったって俺らは鍛えてたからな!!!謝ってくれてありがとなっ!!!」
多分今日1くらいの笑顔で魔王に返事をすると、魔王の顔がぼっと赤くなって
……ん、まぁ、なんだかんだで仲良くなれたようだな!!!
「ああ、でも俺まだ言わなきゃいけない事あったんだ」
きょとっと頭に?を浮かべて魔王がこっちを向く
「無理に俺、とか言わなくっていいんだぞ??ほんとは僕っていつも言ってるだろ??」
「えっ!?なんで知ってんの!?エスパー!?それともレッドも僕のこと見てたの!?」
「いや、バレバレだし、レッドもってなんだよーー!!!なんか俺に隠さなきゃいけない理由でもあるのか??」
-しばらくの沈黙……
まずいことを聞いてしまったのかと少し後悔し始めた時、魔王が口を開いた
「やっぱレッドには、話さなくてはいけないね」
そう言った魔王の目はどこか不安そうだった
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