アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
監禁 4
-
あれから俺は失神したように意識を失って、目が覚めた頃にはもうアイツが帰ってきていた。
俺の中に入っていた玩具は抜かれていてひと安心したのもつかの間俺はいったい何回イッたかなんて数えてすらなかった。
ヤバイ…
明日つらくね?
ガチャ
「宮ノ越飯だぞ。」
「いらない。」
「ちゃんと食べないと家に返さないぞ。」
「そーだそーだ!」
なんか一人多くね?
「むぅ!俺1人しかいないと思ってたのに游來がせんせーの家いるからビックリしたよ!俺のせんせーが…」
「あっそ。俺は帰りたいのに監禁されてるせいで帰れないんだよバーカ!」
「はい。はい。言い合いは辞めような、」
ちっ…
飯とかいらないし…
1日3食も食べる必要性がないと思ってるくらいなのにな。
「取り敢えず一口でもいいから食え。」
「じゃあ一口だけな。」
はむっ
「っ…」
ドタドタ
俺は一口食べたら気持ち悪くてトイレに駆け込んだ。
有馬の飯が不味かったわけではないからな。
俺は久しぶりに口にものを入れたのもあるんだが飯を食いたくない理由は他にもあった。
実は俺、飯を食っても味がしないのだ。
いつからか分からないがいつの間にか味がしなくなっていた。
「宮ノ越!?大丈夫か!?」
「っ…あぁ…」
はぁ…はぁ…
本当この体やだな…
「游來…やっぱりお前飯の味しn((」
キッと俺は栞を睨んだ。
「ごめん…」
「お前いつもこの調子でどうやって飯食ってんだ?」
「自分で飯作るのも買うのも嫌だから、月に1回病院いって栄養剤打ってもらってる。」
「それでこの痩せ方か…」
別に俺は自分が大切だと思った事は1度もないから別に倒れたり発作が起きたりしてもどうでもいい。
「自分なんてどうでもいいから。」
「お前な…思っと自分を大切にしろ!」
そんな事言われても俺は自分を大切にする事なんてできない。
「まぁまぁ。せんせっ!落ち着いて!」
「ちっ…俺やっぱ帰るわ。」
「ダメだ。夜遅いし飯食えるようになるまで帰らせない。」
あーもーうるせえな!
「うるせぇんだよ!俺は飯食っても何の味もしないからいくら食わせたってどうせ吐いちまうんだよ!」
言っちゃったし…
「はぁ!?」
「じゃあ俺帰るから。」
「游來…今日だけは泊まっていこう?」
仕方ない。今日だけは泊まっていこう。
明日からまた普段通りに戻るんだと言い聞かせて俺は布団に入って眠りについた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 61