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過去 1
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俺は産まれた時からいらない存在だった。
俺は幼稚園の頃から勉強をさせられていた。
理由はよく分からなかったけど…
「游來様。今日もお勉強の時間ですよ。」
「うん。僕お勉強するの好きだけどもう小学校出やるお勉強はできるようになったから中学校でやるお勉強がしたい!」
「ですが雪寧様のご命令ですので…それを帰ることはできません。」
「むぅ!分かった。」
俺はそう言って小学校の勉強を一生懸命やった。
でも俺の両親は俺じゃなく兄様しか見ていなかった。
そしてあの時言われた言葉それが俺の心に一番突き刺さった。
《游來。お前はいらない子だ。今日から私達はお前の家族ではない。》
ドンと誰かに階段に突き落とされた感覚がした。
それから俺は違う家に引き取られて宮ノ越として過ごすようになった。
そして小学校になって俺は学校でいじめられるようになった。
理由は簡単。
それはみんなより学問の面や運動の面がなんでも出来てしまうから。
嫉みでいじめられていた。
それから暫く不登校気味になってしまった。
だけどそれを許さなかったのが引き取ってくれた伯母さんと伯父さんだった。
結局俺は全てにおいていらないにんげんだった。
だから中学に入ってからは一人暮らしをすると言って説得した。
説得するまでもなかった。
早く出ていけみたいな反応をされた。
それから俺は少し人間不信気味になってしまっていた。
中学普通の中学に入ってレベルの差が違いすぎて授業はサボり気味だった。
不登校の方が多かったかもしれない。
でも成績がよかったおかげか先生からは特に注意を受けなかった。
それでもいじめは耐えなかった。
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