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有馬先生! 2
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はぁ…
やっとHRが終わって俺は屋上に隠れた。
本当に学校が嫌いだ…
最初は高校に入る気すらなかった。
でも彗月に止められた。
ちゃんと高校卒業して大学にいって下さい。
と言われてしょうがなく入った。
でもやっぱり高校はつまらない。
人は怖いし…
授業受けてもつまらないし。
本当にどうして俺は生まれてきたんだろう…
「はぁ…」
「溜息…幸せ逃げるぞ…」
「憐か…」
「悩み事か?」
「元々俺には幸せなんて無い。悩みもない。」
「そう言わずに先生に話してみなさい。」
「嫌だ。」
憐といると何か変な感じはするけど落ち着く…
彗月といるみたいな感覚だ…
「なぁ。游來。」
「ん?」
「やっぱりさ、倖人に会ってみないか?」
「またその話?俺は兄様には会えないよ…」
「そっか…ごめんな。」
先生に謝られてしまった…
何か嫌だな…
「ねぇ先生っ!」
「うおっいきなりどした?」
俺は先生に抱きついていた。
「俺さ、先生といると凄い落ち着くんだ…」
「そうか…」
「うん。もうちょっとこのままでいさせて?」
「あぁ。」
いつの間にか俺は先生への安心感で眠ってしまっていた。
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