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兄弟 3
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はぁ…はぁ…
息が苦しい…
あと…ここ何処だ?
「はぁ…はぁ…」
「そこの君可愛いねぇ俺達と一緒に気持ちいい事しない?」
何かナンパしてるやついるし…
てか人いなくね?
空想世界のナンパ?
「はぁ…はぁ…」
「君だよ!君!」
「俺?」
「そうそう!!誘いに乗ってくれる?」
「嫌だ。」
「だって君顔赤いし息上がってるし?そういうことしたいんじゃないの?」
「何言ってんのおじさん達?」
「誰がおじさんだ!!!!!!!!!」
本当の事を言ったまでだ…
嘘ではない。
「無理矢理でもまわすか?」
「だな。」
「ちっ…やめろ…。」
はぁ…はぁ…
忘れかけてたのにこのピンチで発作…
最悪だ。
「触んな!!!!糞野郎!!」
「いい加減黙ってくれないかな?」
「打ちますか?アレ」
「あぁ。そうしてくれ。」
「何する気だ。」
「君が素直になれる薬。」
どうしよう…
俺ほんとに今回はやばいかも…
助けて…憐…
そう思ったら俺のよく知る声が聞こえた。
「さぁて君たち?俺の大事な生徒から離れて貰おうか…」
「先生…」
「迎えに来たぞ。」
「ありがと…」
俺はそう言って兄様の方に連れて行かれた。
「游來。大丈夫だった?」
「兄様…お…僕は大丈夫です、」
やっぱりぎこちなくなってしまう…
はぁ…はぁ…
落ち着いてたと思ってたのにな…
「游來!俺の呼吸に合わせて…」
「ごめんなさい。」
「謝らないで…」
俺は兄様にそう言われて呼吸を合わせた…
「大丈夫か?游來。」
「先生、迷惑かけごめん。」
「大丈夫だ。俺にはいっぱい迷惑かけろ。」
そう言って俺の頭をポンポンしてくれた。
心が暖かくなった気がした…
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