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えっ…? 3 (憐side)
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あれから俺は急いで游來の入院している病院に言った。
そこで見た光景が凄く残酷なものだった。
相当ひどく打ったのか頭には包帯がグルグル巻にされていた。
こんな游來の姿は見たくなかった。
「あっ…憐。」
「倖人。ごめんな…俺は游來を守れなかった。」
「憐は悪くないよ…游來きっと目が覚めたらそう言ってくれるよ。」
「脳に異常とかは無かったか?」
「ないことは無いけど…一部の記憶が無くなってるかもとはいってた。だから一部がどの部分なのか全然分からない。」
本当にちゃんと游來を見ていればよかったという後悔も罪悪感でしかない。
「はぁ…本当俺がついていながら…」
「大丈夫。游來は憐を恨んだりはしないよ。」
コンコン
「失礼致します。桜田さんの御家族ですか?」
「はい。」
「それでは様態を教えますね。」
…
緊張が走った。
「桜田さんは数日、一ヶ月程目を覚まさないかも知れません。怪我も相当ひどくて目を覚ましても退院するのに時間がかかります。」
游來を落としたやつは誰なんだ。
游來をこんな姿にさせて
「桜田さんのお話は以上です。失礼致しました。」
やっと終わった…
「俺さ…暫く游來高校の研修生として犯人探すわ…」
「あぁ…ってはぁ!?」
「桜田家の怖さを教えてやろうと思って。」
これは怒ってる時の顔だ。
この倖人は止められないな…
「まぁいいんじゃないか…」
そういったのが夕方4時。
倖人はあれからすぐに帰って準備をしに行った。
俺もそろそろいい時間だったので帰ることにした。
「游來…早く目覚ませよ。おやすみなさい。」
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