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えっ…? 4(憐side)
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あれから数週間。
游來はなかなか目を覚まさなかった。
今日もいつものように游來の様子を見に来た。
だがいつもと違うことが一つあった。
それは游來が目を覚ました事だ。
やっと目を覚ましてくれた。
「游來。おはよう。」
「………」
「游來取り敢えず先生呼ぶ((」
「アンタ誰だ?」
分かりきっていた。
游來が記憶を無くしてしまっている覚悟はあった。
だけどいざ面と向かって言われるとすごく傷つく。
「あっと…その話は後でな。」
取り敢えず先生呼ばなくては…
数分後に先生は来て游來に色々聞いていた。
自分がなぜ病院にいるのか今自分がどんな状況かを分かっていなかった。
取り敢えず倖人に電話…
「なぁ倖人。」
『なんだ?』
「游來の目が覚めた。」
『ん?あぁ分かった。ってはっ!?起きたの!?早く言ってよ!今すぐ行く!』
「いやったけど…お前がって切れてるし!」
切れた数秒後ガラッと扉の開く音がした。
「来るの早くね。」
「まぁ游來のためなら仕事ほおりだして駆けつけれるからな。」
めっちゃ気取った感じで言ってるけどかっこよくも何ともないからな!?
てか仕事ほおりだすのはよくないと思うが…
「えっ…兄様…!?」
「あっ…察した…游來記憶ないんだね。」
「きおく?」
そう言っていた游來の声を遮るかのように病室のドアが開かれた。
「游來くん。目が覚めたんだね。取り敢えずこれだけは聞いておきたいんだ。」
「?」
「君は今何歳でどこの学校に通っている?」
「俺は…15歳で乙宮中に通ってる。」
やっぱりか…
ここ一年半の記憶が無いらしい。
「君は今16歳の高校2年生だよ。」
「こうこうせい?」
戸惑っているようだった。
「じゃあこの男は誰だ?」
俺の方に指を指して言った。
「俺か?俺はお前の担任の有馬憐だ。」
俺のことを忘れてしまった游來はまた俺のことを好きになってくれるのだろうか…
そう思いながら俺は自己紹介をした。
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