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Stormー4
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さすがにびっくりした。何をされるかわからなかったが、どうせ多人数対一人だと思っていたのに。
「魚住、何飲む?紅茶?コーヒー?それともジュースとかっ?」
なぜか自分一人でくすくすと笑っている藤野は不快だったが、その感情を出さずに言う。
「いえ、お構いなく。それより、俺を呼び出した用件はなんですか?」
「…………ふーん」
藤野は振り返ると、すぐそばの机に寄りかかり、品定めするように俺をじろじろと見た。
「本当に表情出ないんだな、鉄仮面の騎士、ねぇ……」
小柳という姫を守る騎士だとそう揶揄されているのは知っている。まあ、小柳の裏の顔を知ってる俺としてはお笑い草でしかないが。
「座りなよ、そこ」
藤野は顎をしゃくって部屋の片隅にあるソファを差した。指示に従って座ると、藤野が近づいてくる。
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