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Storm,againー1
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藤野とはこれっきりだと思っていた。実際、廊下で鉢合わせた時も、藤野はまるで俺を知らないかのように無視したのだ。今まで通りに。
どこで俺のコスプレ写真を手に入れたのか知らないが、プライドの高いお坊っちゃまがこれ以上関わってくることはないだろう。そう思っていた。
「おい、起きろ!!」
ドンドンという音と誰かの必死な叫び声で、俺は心地の良い眠りから覚めてしまった。
この声は小柳か……何を焦っているのか知らないが、猫をかぶらなくていいのだろうか。
そんなことを思いながら眼鏡をかけて部屋の鍵を開けると、小柳が飛び込んできた。
「おい、なんだ……まだ朝早いだろ……」
俺の寝ぼけた声は、小柳の絶望の声に遮られた。
「オレとお前、生徒会になっちまった……」
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