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高校の話
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一応2LDKはあるみたいだな。
俺は自分の部屋を見てみたが、まぁ外見は本当に内装はまぁ大丈夫みたい…?
俺の父さんは借金負った状態で逃げてきたからコソコソ生活しないといけないけど、まぁここなら大丈夫そうだ。
俺はリビングに再び戻りソファーに座り新しい家だと実感してしまうと…やっぱりどこか前の家が愛おしい
こんな歳だしそんな事でグダグダ悩むのもやめよう。
「あ、父さん」
父さんは自分の部屋を終わらせたのかスッキリした顔をしてリビングにやってきた。
「どう?部屋」
「そうだなぁ、まぁ外見は最悪だけど部屋の中は大丈夫?みたいだな笑」
「そうだな」
俺と同じ事まんま言ってるな。笑
「そういえば蓮」
「うん」
「蓮は高校どうする?」
高校の話をしようと思ってたが父さんから話を切り出してくるとは…
「まぁ、今は高校言ってる場合じゃ無いと思う。
だから働こうかなって思ってる」
この前は高校に行かなきゃいけないって思ってたけど、翌々掃除しながら考えてたが高校行ってる場合じゃない、な。
俺は父さんを守らないといけないし。
二人で支えてかなきゃ多分やっていけない。
「まぁそう深く考える事じゃないからな父さん」
「……」
きっと悩んでるんだろうな父さんの性格上。笑
「俺がいいって言ってるんだから本当考える事じゃ、」
「ダメだ!!」
バンッ……!!!
「えっ」
机を結構な力で叩き立ち上がり俺の方を見てきた
「お前はちゃんと高校にいけ」
「い、やだって高校だって金かかるしそんなんじゃご飯も食べれなくなるし…もしくは家賃払えなくなったり…」
「バカ!そんな事心配するな」
(いや。めっちゃ心配)
「俺は高校行かなくていい」
「ダメだ行け」
「行かない」
「行きなさい!」
「……」
しばらくの間葛藤していたら父さんが、ハッと思い出した様に俺の方を掴んできた。
「蓮!そう言えばお前寮に行ってみたらどうだ?」
「は…?」
何を言い出すかと思えば寮、だと…?
「無理」
「なんでだ…」
「俺…」
ダメだ。弱音吐いたら…父さん悩ますしな
「俺人見知り」
「嘘つけ」
「いやホントに」
そう言えば俺父さんの前では結構ズバズバ物言うタイプだからな。笑
内弁慶って言うのかもしれないな。まぁ我が儘じゃないけど
「とりあえずそういう事だから」
「お前…いーやダメだ!!行け!寮の高校!」
「ちょ、ちょい。揺さぶるな酔う、」
「お前それになんだその前髪!学校行く時その長い前髪とマスクして行ってただろ!」
「いいだろ、っておいおい揺さぶるな」
素直に揺さぶられていたら父さんはため息をついて、
「お前美容院行ってこい」
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